サックスの組み立て方①

初心者の方にもわかりやすくサックスの組み立て方を紹介します。
写真つきで細かく説明してある書籍もあるので、色々なものを参考にしながら徐々に慣れると早く組み立てることができます。

アルト・ソプラノ・テナー・バリトンの種類・大きさが多少違えども、組み立て方の基本は同じです。
サックスは本体がほぼすべて金属でできていて丈夫に見られがちですが、キー(ボタン)を動かすための細かい仕掛けがたくさん施してあるので、意外と壊れやすいものです。
まだ楽器の取り扱いに慣れてないうちは、暗く狭いところで組み立ててしまわないように注意が必要です。
しっかり見えるところでひとつひとつ丁寧・慎重に取り扱うことが大切です。
楽器がすべて“ワレモノ”という認識が必要です。

リードを湿らせる

リードとは植物の“葦”から作られた、竹の薄っぺらい板のようなものです。
これがないとサックスの音色が作れないのですが、リートはある程度湿らせた状態の方が、よく振動してよく振動するので、楽器本体もよく鳴るようになります。
まずはリードを口に含み、充分に水分を含ませ湿らせます。
1分間くらい口に咥えたまま、リードを楽器に取り付けるまで口に入れて湿らせておきます。
マウスピースをネックに差し込む
マウスピースは普通黒いプラスチック製の吹き口のことですが、このマウスピースをまずネック(サックス上部の細い管)のコルク部分にすっぽり挿入します。

リガチャーをつける

マウスピースが刺さった状態に金属製の締め具であるリガチャーを、ネジを緩めた状態でマウスピースにそっと差し込みます。
リードをつける

リードをリガチャーとマウスピースの間にしっかり取り付けて、リガチャーのネジを締めながらちょうど良い位置にリードを固定します。
よくリガチャーより先にリードを取り付けてしまう人がいますが、リードを傷つける原因にもなりうるので、なるべくなら最後に取り付けるのがベターです。
リードを指で押さえてからマウスピースに密着させた状態で、マウスピースの先端が髪の毛一本分ほど出る程度が最も良いポジションと言われています。