サックスの組み立て方②

サックス本体のマウスピース、リガチャー、リードの取り付けが終われば、あと少しで楽器が吹けますが、その前にもいくつかやることがあります。

ストラップを付ける

ストラップと呼ばれる楽器を自分の首からぶら下げるための紐と金具がセットになったものです。
サックスは人間の両手だけで支えるには少し重過ぎます。
できなくはないですが、間違いなく下で支える右手が筋肉痛になります(笑)
ストラップを首にぶら下げた後に、金具をサックス本体のフックに引っ掛けると首からサックスがぶら下がる状態になります。

ネックを本体に差し込む

マウスピースなどが差し込まれて準備万端になったネックを、そのまま首からぶら下げているサックス本体に差し込みます。
人によってはネックも本体もすべて完成させた状態で最後にストラップにかける人もいますが、どちらでも良いと思います。
ネックを本体にゆっくりと差し込むときは、本体側のネジを最後に締めるのですが、ここであまりきつく締めすぎると音の抜け(吹きやすさ)が悪くなる場合もたまにあるので、様子を見て調整しながら行うと良いと思います。
手を離してもグラグラしない程度ならそれで完璧です。

ストラップを調節する

ネックやマウスピースが差し込まれたサックス本体を自分の顔のあたりまで持ってくると、そのままでは口に入れることが困難な場合があります。
そのため、自然に顔付近にマウスピースが来たときに、そのまま口に入れて吹ける状態になるよう、ストラップの高さを調節します。
ただ、楽器を吹いてるときにだんだんとストラップの金具の位置が下へずり落ちてくるので、適宜上げながら調節する必要があります。

ここまで来たらもう自由にサックスを吹いて鳴らすことができます。